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2010/02/01(月) 【One dot contest】第二回受賞作品

2010/01/31 24:00 未分類二位俊哉
最優秀賞 - 賞金5000円
Noテーマ作品名作者名製作歴タイトル画面
09C【スワンプマンに花束を】はいぺりよん 約2年
テーマと制約を守らないといけない決まり事から作品としての素材に昇華しているのが何よりも印象深い。
ストーリー展開自体は割とよくある内容ではあるが、そつなく綺麗なまま最初から最後まで楽しめた。
絵柄に多少のクセはあるもののそれもある意味このコンテストらしいと言える。最後の流れは間違い無く今回一番のデキだった。

優秀賞 - 賞金3500円
Noテーマ作品名作者名製作歴タイトル画面
01B【いつかきっとうまくいく】雲上回廊約10年
特別賞 - 賞金1500円 -制約違反ではあるが作品として優れていた為-
Noテーマ作品名作者名製作歴タイトル画面
11D【72】小倉ハムスター2年
総評
 二回目となるコンテストでエントリーが前回以上に集まったものの、完成した作品数は前回とそう変わらない結果となってしまったが今回もまた力作に恵まれ、審査という作業を楽しみながら行うことが出来た。次回はいつになるかをまだ決めかねている段階だが今年中に少なくとも一回、余裕があればもう二回開催したいと考えている。
 制約遵守ではあるが、何よりも短時間で面白い作品を作り、楽しむのが一番の重要課題ということもあり今回は特別賞を用意した。楽しんで作り、その作品で楽しませるという気持ちを何よりも大事にして貰いたい。クリエイターとプレイヤーがお互いに楽しめる環境作りを今後も私は重要視していくつもりだ。
レビュー

No01 - 優秀賞【いつかきっとうまくいく】
登場人物をぎりぎりまで使い、ちゃんと物語として成立させている。
登場しただけに終わるあってもなくても構わない無駄な人物がおらず、短い時間の中で各個異なる魅力を出せていた。
どこかおかしな世界と、その世界に広がる大きな闇。同じ外見の人間が存在する理由をスタンダードに表現していた。
No02 - 【空の流刑地】
最初はテーマを間違ったのかなと誤解し、途中でそういう意味だったのかと気付く。
馴染みのない場所で繰り広げられるやや現実から逸脱したストーリーだが、何ら変わらない愛情に深く包まれている。
一つ間違えれば在り来たりで終わってしまうものを巧く作者の世界観で再構成してあるように思えた。
No03 - 【世界救済計画】
外見が同じ二人ともう一人。そしてその人物も外見こそ違うものの同じ人物と無難だが普通ではない設定。
こてこての変態科学者と良いように扱われる美少年の組み合わせは美味しく、やりとりは見ていて和む。
選択肢とエンドは割と多いがその分一つずつ物語を読むのが容易で、それが作品の雰囲気と合っていた。
No04 - 【彼らの苦悩】
そう来たか! と思わずにやにやと笑みを浮かべてしまった。テーマ遵守だがある意味反則。
普段特にこれといって意識しない存在が思っているであろうことを代弁しつつもストーリーは進行する。
二段オチは好き嫌いが別れるところだろうとは思うが、ある種王道でベタな作品らしくはあった。
No05 - 【double パニック!】
開始してたったの数秒でこれはもしやと思い、その考えが確かであったことを再確認する。
傍らで二人を眺めれば恐らく大半の人物がにやにやするか嫉妬の炎を燃やす日常風景が想像出来た。
選択肢次第で一つ気になる矛盾が発生するかもしれないが、それもどうしてこうなるのかと考えてみると面白いかもしれない。
No06 - 【RoseRose~バラ薔薇~】
ノベルゲームではあるが、プレイしていると全く別の、まるで舞台劇を観ているかのような気分になれた。
舞台と配役、音楽がうまく絡み合ってこの作品だけのオリジナリティが表現出来ており、プレイヤーの興味をそそる。
どの道に進んでも主人公にとってあまりいいものではないが、知って後悔するのと知らずに哀しむのとどちらが幸せかと考えさせられた。
No07 - 【G戦場ノ我ラ】
恐らく日本人の誰しもが恐怖を抱くその存在を登場させるだけでなく、まさかそんな方法を使うとは思いもしなかった。
確かにこういう時にああいう場所でアレは出てくるな、と若干嫌な気持ちになりながらも共感出来る。
最後の展開も実に良く、好みに合っていた。スタッフロール後に室内描写に戻り、再びアレを思わせる描写があると更に面白くなった気もする。
No08 - 【ランチ・アワー】
テーマを気に掛けていなければほのぼのとした学園物と受け取れるが、話の節々でまさかと思い、最終的にやはりと呟く内容。
起承転結の転はやはり方向性が百八十度ぐらい変わらないと面白みが出ないと考える私には、いいタイミングでの方向転換だった。
無駄の無いスマートな展開が後々の流れを予測しやすくしていたと思う。しかしそれでもこういう展開は嫌いじゃない。
No09 - 最優秀賞【スワンプマンに花束を】
レビューはこちらにあります。
No10 - 【ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.】
一回のプレイでは物語の全容が掴めず、二回目以降のプレイによって深みの出てくる凝った内容。
ある一人を除いて他の人物らは主人公と同じ描写が一つあり、名前が出てくる。様々な方向性について考えさせられた。
発想によって登場人物の数が極端に変わるのも面白い。シナリオに無い部分を想像する楽しみがあった。
No11 - 特別賞【72】
最初のインパクトに加え、ラストまでの畳み掛けるようなストーリー。物語として参考になり、きちんと内容も味わえる。
そういう路線で行くのか! という興奮は裏切られたが、その後スムーズに展開を切り替えた技術は評価出来る。
ヒントが出てすぐ正体に気付いてしまったものの、分かっているからこそ何気ないやり取りに寂寥感を覚えた。
No12 - 【たとえばこんな七不思議】
大作じゃないからこそのノリで終始突き進み、ある意味短編らしいといえるオバカな展開が楽しめる。
短編というよりも短編集といった表現をしてもいいだろうとは思うが、ラストまでの流れを考えるとまた違う印象を受ける。
オチが似通ってしまうのは演出としてはアリ。しかしこれはやり過ぎではないか。だがバッドエンドらしさは良かった。

2010/01/29(金) Under5000

2010/01/29 24:24 未分類二位俊哉

Under5000?



詳細は二月か三月に公開しますよ。

2010/01/22(金) 【One dot contest】第二回エントリー作品

2010/01/21 24:51 未分類二位俊哉
テーマ
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら

五つの中から一つの選択方式
Noテーマ作品名作者名製作歴DLタイトル画面
01B【いつかきっとうまくいく】*1雲上回廊約10年DL(20.7MB)
02D【空の流刑地】*2もち民A(のっぺり屋)約3年DL(17.5MB)
03A【世界救済計画】*3風花の工房約3年DL(8.95MB)
04B【彼らの苦悩】*4七色約6ヵ月DL(12.3MB)
05A【double パニック!】*5タカば(下僕天国)約3年PLAY
06D【RoseRose~バラ薔薇~】*6白桃花約1年4ヵ月DL(24.1MB)
07D【G戦場ノ我ラ】*7月の水企画2年半DL(32.3MB)
08B【ランチ・アワー】*8ミニポテト約1年DL(10.7MB)
09C【スワンプマンに花束を】*9はいぺりよん 約2年DL(29.1MB)
10B【ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.】*10板村唯約4年DL(1.98MB)
11D【72】*11小倉ハムスター2年DL(10.6MB)
12B【たとえばこんな七不思議】*12インコ7作DL(1.04MB)

*1 : 記憶の曖昧な生徒たち、繰り広げられる脱走劇。

*2 : この声が聞こえますか? 聞こえるなら、次の質問に答えてください。

*3 : ――世界救済計画。それは、この不幸な世界を一瞬にして幸福で覆いまさに人類の待ち望む究極の平和をもたらす。

*4 : 人は皆、何かしら悩みを持っている。しかしそれは、人に限ったことではない……

*5 : 初恋青春ドタバタノベルです。失恋した翌日、お父さんが私にプレゼントしてくれたのは、失恋相手そっくりのアンドロイドだった。

*6 : 何も無いのどかな村で、出会う可憐な少女──。彼女の悲しい表情の意味は一体…?

*7 : 女子大生「至宝院穏(しほういんのどか)」と「千薙元子(せんなぎもとこ)」は、年の瀬を迎えて大学が冬休みに入ったにも関わらず、いまだ寮の二人部屋にいた。彼女たちはある事情から、部屋を空けたくなかったのだ。

*8 : とある私立高校のランチタイム。少女たちの楽し気なお喋りに、少しの間だけ聞き耳を立ててみませんか?

*9 : 病室で目を覚ました記憶喪失の主人公。目の前には医者とその娘がおり、3人の会話で段々と謎が明かされて行く。果たして自分は一体何者なのか?

*10 : ある曇り空の日、僕と彼女たちのささやかな交流。

*11 : 科学者である姉が開発した次世代電脳製品「ネオビジョン」。弟である誠次は、ネオビジョン実験段階のバイトとして、知らない相手と三日間同居することになる。

*12 : ある学校、あるオカルト研究部、ある二人の生徒、そして七不思議

2009/12/16(水) 【One dot contest】第二回

2009/12/16 16:49 企画二位俊哉
エントリー期間
1月1日~1月14日
締め切りました。

製作期間
1月15日~1月21日
投稿数 12/16

審査期間
1月22日~1月31日

One dot contestとは

 幾つかの制約に縛られながらも、その範囲内で自由な表現を行い互いに腕を競い合う企画です。ゲーム形式は開催時期に普及しているバージョンに対応したWindowsで動作するノベル作品のみです。全画面に文章を表示するものでも下部にメッセージウインドウを表示するものでも構いません。コンテストの流れについては、次の項目に説明を用意していますのでそちらに目を通して下さい。

第一回

参加方法

下記のテンプレートを使用して二位俊哉までメールを送って下さい。

件名:第二回One dot contestエントリー希望

■サークル名(個人の場合は作者名かウェブサイト名)


■制作参加メンバー数


■ゲーム製作歴


■得意テーマ


■意気込み


■ウェブサイトアドレス


■Eメールアドレス

応募の際は下記のメールアドレスをご使用下さい。
www.neneko@gmail.com

応募頂いたメールには一週間以内に返事を出します。
もし一週間経っても返信が無い場合はお手数を掛けますが下記メールアドレスまたはコメント欄にて再度連絡を下さい。
neneko_sub@yahoo.co.jp

コンテストの流れ

一 エントリー期間(二週間)
二 テーマ発表
三 ゲーム製作期間(一週間)
四 作品提出
五 審査期間(十日間)
六 結果発表

応募資格

一 締切までにエントリーを済ませていること
二 製作上の制約を守っていること

以上の二点をクリアしていれば応募が可能です。

賞金

総額で一万円です。
最優秀作品が五千円となり、優秀作品二作が二千五百円ずつです。
該当作品がもし無かった場合は賞金を小分けして配ります。
ただしその場合も総額は変わらず一万円のままです。
参加者があまりにも少ない場合は参加賞として配るかもしれません。
ちなみに賞金はamazonギフト券または、iTunes Cardとしてお渡しする予定です。

制約

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

使用素材はオリジナルまたは素材サイト様の素材のどちらでも構いません。
素材サイトごとの規約を違反していないのであればご自由にお使い下さい。
登場人物らの会話に参加するようなモブキャラを一人としてカウントします。

Q&A

Q,タイトル表示やスタッフロール等での画像も使用枚数が決まっているのでしょうか?
A,あくまで制限しているのはゲーム本編中だけです。ストーリー進行に関係のない場所での制限はありません。

Q,動物や店員等もモブキャラに含まれますか?
A,動物の場合は泣き声等の表現だけであれば含まず、店員等の場合は知り合いと思われる会話描写が無ければ含みません。

テーマ

エントリー最終日の二十時以降に発表予定です。

エントリー

第二回の締切は1月1日から1月14日までです。

その他

作品の提出方法等は参加者のみに告知します。
提出して頂いた作品の審査は二位俊哉が一人で行います。
エントリー作品は審査期間の最中にのみ当ウェブサイト上で公開します。
コンテストが終了して一ヵ月の期間が過ぎるまで作品の再公開はご遠慮下さい。
公開後一ヵ月経過しているのであれば自由に公開して頂いて構いません。

リンクについて

バナー画像を用意していますのでご自由にお使い下さい。



600x38 / おむつ(はいぺりよん)



600x38 / おむつ(はいぺりよん)



600x120



468x60



400x80



234x60



200x40

宣伝用安易タグ

上記タグの『/odc』をバナー画像のアドレスに書き換えてご利用下さい。

バナー画像で別のサイズが欲しいという意見があれば気軽にお伝え下さい。
二位俊哉のデザインセンスが気に食わないという方はバナーを自作しても構いません。
バナーを用意した方は画像のアドレスを書いたメールか画像を添付したメールを送って下さい。
その際はメールを確認した上でこちらのページにバナーを追加します。
余りにも特殊なバナー(サイズや絵柄等)は認められませんのでご了承下さい。

サポーター

実際に応援バナーを張って頂いているウェブサイトの紹介です。
(敬称略追加順)

3 on 10うぃ~る おぶ ふぉ~ちゅん 月の水企画
UTG Software650の無味乾燥 白桃花-hakutouka-
RAME FEGECCSWSPBP
Fly me to the sky!future extraはいぺりよん
月のあくび 風花の工房 機械式少女
LASKA

制作物の権利について

 あくまで審査を行い受賞者を決めるだけですので勿論権利等は制作者に帰属します。

1: 質問 『ふと思ったんですが、制約の五(二十分以内に一度はクリア出来る)は、制約のニ(シナリオは20KBまで)がある以上あまり意味がないの...』 (2010/01/03 18:22)

2: 二位俊哉 『スクリプトの上限がありませんので中には凝ったシステムの作品を作る方もいるのです。 ですので少なくとも一回はきっちり内容を確認出来...』 (2010/01/05 9:10)

3: 便乗で質問です 『>四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること この制約が良く判らないのですが、ゲーム内に双子キャラを登場させるとか、そういう事で...』 (2010/01/05 22:01)

4: 二位俊哉 『>>3 そういった解釈でももちろん問題ありません。 姿形が同じ人物といえばどういった場合に存在しうるかを考え、登場させて下さい。』 (2010/01/06 22:13)

5: 質問です 『>六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで 会話に登場するキャラクターがモブということですが、 ・キャラクター達に噂される有名...』 (2010/01/11 22:38)

6: 二位俊哉 『>>6 名前が出る程度のキャラクターはモブとしてカウントしません。 しかし店員等の場合、キャラクターと絡み業務的とは思えない会話...』 (2010/01/13 22:14)

7: 二位俊哉 『>>7 せめてメールアドレスが分かればメールで深く突っ込んだ話を出来るのですが、このままだと殆ど何も言えません。』 (2010/01/13 22:16)

2009/09/14(月) 【One dot contest】第一回受賞作品

2009/09/14 8:31 企画二位俊哉
最優秀賞 - 賞金5000円
Noテーマ作品名作者名製作歴タイトル画面
09事件【ツルゲーネフによろしく ~ Give my love to Turgenev!】3 on 10約1年
一週間の制約を感じさせない作品は他にもあった。だがこれはむしろ長い時間を掛けて作られたかのように錯覚する一作。
ユーザーの興味を引く展開に仕上げ、一つひとつの文や台詞を取ってみてもよく出来ており良作の学園物となっている。
登場人物の制約、モブキャラ、無機物。制約内でどこまでの表現が出来るかを教えてくれる限界ぎりぎりの完成度だった。
ノベルゲームにおける演出面の重要性というものも身を以て体験することが可能で飽きずに最後まで話を進められる。
話を進めながらクレジット表記を行うのは映画的でありノベルゲーム的とも言えた。若干のクセ以外は万人に好かれる要素ばかりだ。

優秀賞 - 賞金2500円
Noテーマ作品名作者名製作歴タイトル画面
06過去/未来【Braver's Tail】白桃花-hakutouka-11ヵ月弱
10事件/未来/過去【3dots】Lens*Type約5ヵ月
総評
 果たしてそう知名度の無い人物がこれまた大して人気のないニュースサイト上でゲームコンテストを開催したところで実際に作品が集まるのかという不安がかなりあったが、予想に反してエントリーは十三作、実際に仕上がった作品は十一作品と満足のいく結果を迎えることが出来た。
 時間に間に合わせただけの作品が何作かはあるだろうと思っていた。だがそんな作品は一つも見当たらず、どれも楽しみながらエンディングまで辿り着けた。元々私自身がどんなゲームでも楽しめるせいか公開してあるレビューはかなり甘い。しかしそれは作品自体の質が一定以上であった証拠であると思って貰えると嬉しい。

レビュー

No01 - 【dawn】
序盤から何やらきな臭い香りのする展開……というテーマである事件を王道で表現した一作。
BGMの制約を、緊迫したシーンの描写によって上手く避け演出に昇華した技術力は高く評価出来る。
効果音にBGMの役割を持たせているかのような表現も制約を活かした手法の一つであり実にいい。
登場人物のいい子っぷりも個人的に好きで猫好きに悪い奴が居ないという言葉もいい。正論だよね!
エンディングは確かにその展開でいいとは思う……だがキッカケ作りを行った人物のことを考えると少し怖かった。
No02 - 【その物語の主人公】
開始早々吹き出しそうになり、途端によくある日常へとフェードインしたのが何とも言えぬ衝撃を与えてくれる一作。
制約を感じさせないどこにでもあるノベルゲームの体裁を保っている点には安定感がある。
穏やかな雰囲気の中でどこか突拍子のない中二病患者予備軍の主人公には何か近いものを感じる。
ベタな登場人物というのも個人的には好きで、こんな幼馴染が欲しいと主人公に嫉妬したが二次元なので諦めた。
全体で通して見れば面白いが序盤の場面転換がやや急だったのではないか。それだけが気になった。
No03 - 【Diet Heart】
ごく自然でいて軽やかにおかしな話をするノリに少しニヤニヤしてしまう乙女ゲー寄りな一作。
制約の多いノベルゲームのコンテスト、という枠を見事に取っ払っているある意味反則のシステムが光る。
ジャンルを問わず成年向け、乙女ゲー、BLと何でもプレイする私にはラブラブっぷりが実に美味しい。
ゲームとしてきちんと遊ぶことが出来、登場人物の駆け引きを楽しめるのは実にいい。
全体的にシナリオ、ゲーム性共によく練られている――が、デフォルトのフォントで表示されない漢字があり少し残念だった。
No04 - 【アンバランス】
たった数回クリックして思う。これは昔懐かしいハードボイルドな何かを感じるな、と。雰囲気がいい一作。
この作品もまた短いなりの表現、短いなりの展開というものを上手く活用し一つの掌編となっている。
どこにでもいる主人公とどこか他人事でありながら毎日どこかで起きる出来事。それは重く、物悲しい。
表現は基本的に雰囲気相応だがたまに軽い話題も出てくる。しかしBGMがそれを感じさせない。
選択肢はあるものの些細な変化のみで大した影響はなく違った結末も見てみたく思わされた。
No05 - 【月槍譚 -Mind of A Lunatic-】
祭事、儀式。BGMを聞くなり、背景に視線をやるなりそれは浮世絵離れした何かではないかと想像させる一作。
ミステリーやサスペンスといったものには結末が必要だが、ホラーはそうとは限らず、この作品の帰結はホラーのそれに近い。
ドラマだの小説だのといった様々な媒体で使い古された舞台、人物。まるで物語を途中から見始めたかのような展開。
ストーリーに起伏はなく二人の会話、憶測が飛び交う。何故なのかと思考する姿を見て私も少し考え込んでしまった。
淡々と進むのはテンポのよさによるものが多い……しかし何かが起こる訳でもなく期待していた分残念だった。
No06 - 優秀賞【Braver's Tail】
これは読むRPGそのものだ。役割を持つ者がいればそれはロールプレイングなのだと納得させてくれた一作。
始まりが結末であり結末がまた新たな始まりとなり、そしてそれはループする。エンディングを抽出したかのような感覚。
熱く、ドラマチック、そして――とたった20KBに必要な要素が詰め込まれているにも関わらずあっさりしている。
かといって何も無いままではなくストーリーは確かに進展する。善悪の価値が自己の主観であることを理解させる。
これといっておかしな点は無いが答えが出なかった場合の展開がどうしても気になった。
No07 - 【重奏世界のイデアル】
何も起きずに進むストーリー。それが既に何かが起きた後だとは誰にも分からない。必ず存在する裏側に視点が向けられた一作。
今回のエントリー作品では唯一視点が切り替わる。それも途中でころころ変わるのではなく、シーンごと。
中高生の適当な話し声が横から聞こえて来た時の気分でプレイしていたように思う。上辺だけしか分からない。
しかし視点が切り替わることによってその何気ないシーンが重要なシーンであったと知ることが出来る。
大した関係でも無く名前を見ただけでこうも行動出来る主人公(?)みたいな友人が是非欲しい。
No08 - 【きおくさがし】
ありがちなものを少し弄ってまた別なものに変化させる。考えることによって何でも新たな作品に昇華出来ると気付かせる一作。
記憶ネタというものは使い勝手がいいからか割と色んな物語に出てくる。この作品もまた記憶を題材にした作品と言える。
一般的にお馴染みの記憶喪失にSFではお馴染みのループ。その二つが融合するとそれはお馴染みではない何かとなった。
――と言ってみたもののユーザーからすればループ要素はなく実際にSFとして見るほどのループでもないというのが事実。
更に何度か繰り返されるかヒロインを病んだ少女に設定すればもっと味が出たかもしれない。
No09 - 最優秀賞【ツルゲーネフによろしく ~ Give my love to Turgenev!】
レビューはこちらにあります。
No10 - 優秀賞【3dots】
メタか。はたまたノンフィクションか。まさかそんな内容で来るとは思っていなかっただけに予想外だった一作。
次回からの考えを見透かされたようで主催者としては心苦しいやら何やら何とも言えない感情で溢れる。
コンテストに挑戦する人間側の物語が展開しつつ進めれば進めるほどに主催者不要な空気になって泣きたくなった。
文化祭で本気を出し切って馬鹿をやるそんな感覚が一番近いだろうか。ゲームとしても充分によかった。
バカゲー的な作品をプレイしたいと思っていた私はかなり満足。Lens*Typeさんの次回作にご期待下さい!
No11 - 【夏休みin宿題】
ドキュメンタリーが始まったかと思えば懐かしい話題でノスタルジックで嫌な記憶を思い出させる一作。
やけにナレーターのやる気っぷりが凄まじく音楽もこれまたやたらとやる気満々。焦る気持ちがよく伝わる。
最初からずっとテンションが高く全力でビーンボールを投げてくるような恐ろしさと馬鹿らしさがあった。
結局こうなる、という予想は見事に的中したが思っていたよりは綺麗に終わらせてくれた。
しかし終盤で一気にテンションが落ちてしまっているのが残念。最後までテンションを維持して欲しかった。

1: 『おつかれさまでした。次回にも期待!』 (2009/09/14 14:50)

2: 123 『お疲れ様です。 今回は様子見で参加を見送りました。 テーマによっては参加してみたいと思いました。 テーマ発表と同時に参加者募集、...』 (2009/09/14 21:22)

3: 二位俊哉 『>>1[祝] 楽しんで頂けたのであれば幸いです。 次回もお楽しみ頂けますようにとなるべく頑張ります。 >>2[123] それは...』 (2009/09/14 22:36)

4: 黒居 『こんばんは、 第一回コンテスト終了お疲れ様でした~ コンテストに参加させていただきましてとても楽しかったです こういった風に製...』 (2009/09/17 18:52)

5: 板村唯 『運営お疲れ様でした。 同じ条件のもとでも、似たような作品が全く無かったあたり参加者皆様の個性が感じられました。 いい経験をさせて...』 (2009/09/20 1:58)

6: 二位俊哉 『>>4[黒居] お疲れ様です。 この度はコンテストに参加頂き誠に有難う御座いました。 私自身制作者様のオリジナル新作作品を楽し...』 (2009/09/21 15:47)